大分の郷土料理「だんご汁」を作ろう!!
大分の郷土料理「だんご汁」編
大分の郷土料理の代表的なものとして、「だんご汁」があります。
由来は色々ありますが、多くの説で戦国時代の大名 大友宗麟が、だんごを好物の「アワビの腸(鮑腸)」に似せて作らせたものとして伝わっていて、大根やニンジン、ごぼう、さといも、しいたけなどの野菜や鶏肉、だんごをこねて伸ばして入れ、味噌仕立ての素朴な味わいで、大分の市民はもちろんですが、観光客の方にも親しまれている郷土料理のひとつです。
おうちにある具材を使って
「だんご汁」を作ろう!!
おばあちゃんが元気な頃は、田舎にいくとよくだんご汁を作ってくれていました。一見、簡単なように見えるのですが、美味しさの差は「だんご」にあります。私も久しぶりに挑戦してみることにしました!!
今回は家にあった具材を使って、誰もが簡単に作れるだんご汁のレシピをご紹介しますね。
【だんご汁に用意するもの】
(2人~3人前)
*干ししいたけ(戻し汁も使うので捨てないで下さい。)5枚程度 ※生しいたけでもOKです。
*鶏肉 60g程度 ※基本は鶏肉ですが、豚肉を使って豚汁風にもしたりします。
*人参 1/2本 ※いちょう切り
*ごぼう 1/2本 ※笹切り
*かぼちゃ 1/4本 ※今回は父の手作りのかぼちゃを入れましたが、本来はさといもなどを使います。
*大根 1/4本 ※いちょう切り
*あわせ味噌 大さじ2~3杯弱
※我が家は母の手作り味噌です。
*小麦粉 70~80g ★
※今回は薄力粉のみ使用。強力粉を混ぜてもOK
*塩 ひとつまみ ★
*水 40㏄前後 ★
*だし汁 700㏄ ※今回は干しいたけの戻し汁とあごだしを使いましたが、いりこだしやかつおだしなどお好みでどうぞ。
*しょうゆ 小さじ1杯 ※隠し味に使います。
【作り方の手順】
まずはだんごから。
★印の3つをボールに入れて、よくこねます。
その後、このように親指サイズにし、
ぬれ布巾をかぶせて、常温で15分~20分ほど寝かせます。
その間に、切った野菜と鶏肉を煮込みます。
干ししいたけの戻し汁ももちろん使いますよ!!
火の通りにくいものからいれて、
灰汁を取りながら、ぐつぐつ煮込みます。
全体に火が通ったら、寝かせていただんごの種を入れていきます。
親指くらいのだんごをひらべったく伸ばし、真ん中あたりを左右に開きます。
この伸ばすところが上手にできると、だんごを口の中にいれた時に、つるんとした柔らかい口当たりになるので、とても重要なポイントなんですね~。
今回はかなり久しぶりに作ったので、苦労しました(汗)
だんごに火が通ったのを見計らい、最後に仕上げの合わせ味噌を入れます。
(母の手作りの味噌です)
だんご汁では、合わせ味噌を使いますが、市販の味噌といえば、1861年から続く「フンドーキン醤油」の味噌も美味しく仕上がりますよ。
このように味噌を溶いたら・・・
できあがり!!
お皿に盛り付けて、ネギをのせ、薬味には「柚子胡椒(こしょう)」を使います。
(父が作った我が家の自家製柚子胡椒を添えて・・・)
どうぞお召し上がり下さいませ~♪
おうちにある具材で簡単に作れる大分の郷土料理「だんご汁」。
是非皆さんも一度、作って見て下さいね~。
オススメのだんご汁の店ならここ!!
大分に来た方には、この2つのお店をご紹介しています。
ひとつは別府市の九州横断道路沿いにある老舗の甘味処「甘味茶屋」
ここではだんご汁だけではなく、同じだんごを使い、きな粉にまぶして食べる大分のおやつ「やせうま」も食べることができますよ。
そして市内では、創業40年の昔懐かし店構えの「こつこつ庵」
大分には、まだまだ魅力的な場所・ヒト・コト、たくさんあります。
海あり 山あり 温泉あり
水も空気も美味しく
国際色豊かな街 大分
愛溢れる気さくな大分の人
きよっちゃ大分、遊びにきてな~。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。
まっちょんけん❣️